オーバーフェンス式高所作業車
【特徴】
橋梁点検車と呼ばれ、橋梁の欄干を越えて橋の側面または下部の点検、作業に用いられる。 アウトリガにゴム製のローラーが付いており、フェンスを越えた状態で移動が出来ます。
【用途】
橋梁点検、橋梁工事、電気・通信工事など
【使用上注意】
アウトリガは下に最大限出す事。傾斜のある所では使う事が出来ません。作業中はキャビン内の電磁ブレーキをセットしてください。 格納は障害物が無い事を確認し自動格納してください。
使用前に必ず排気ブレーキ、暖気スイッチを切って使用の事。
そのまま使用すれば黒煙が出てエンジンがオーバーヒートします。 作業終了後は必ずPTOを切ってから走行してください。
【雑学】
「オーバーフェンス」は株式会社レンタルのニッケンの商品名です。BTのメーカーである株式会社タダノでは「ブリッジチェッカー」と呼ばれています。 ちなみに安全性能を確認するためアウトリガを出してローラー走行をしてみましたが、時速30キロでも安定して走ります。当然カーブも大丈夫!あくまでも性能確認テストです。
【四方山話】
「オーバーフェンス」はレンタルのニッケンのオリジナル商品で、首都高速などの橋梁工事は独占状態!私がサラリーマン当時、ニッケンはライバル会社であり、どうしてもオーバーフェンスが欲しくてタダノの設計に製作を依頼した。それがBTです。
BTが出来合って1番最初の仕事は橋梁工事などでなく映画の撮影!地上から俳優やスタッフを水路に降ろす作業です。
朝方撮影が終わって、ステージを格納しようとしたら誤動作を繰り返したため、タダノの設計に連絡。コンピュータの誤作動のため全車両に対策を施しました。
すべては大丈夫です!一般の方に貸し出す前のお話です。 (今はレンタルのニッケン様も弊社のお得意様です)